NEC(矢野薫社長)と米マイクロソフト(スティーブ・バルマーCEO)は、ITとネットワークの融合におけるサーバーおよびパソコン分野で、新たに特許のクロスライセンス契約を結ぶなど協業範囲を広げる。

 今回示した具体的内容は5つ。(1)NECの「UNIVERGE(ユニバージュ)」とマイクロソフトの「Microsoft Live Communications Server 2005」との技術連携および販売協力(2)NECがユニシスとともに開発を進めているハイエンドサーバーでのマイクロソフトとの開発協力(3)HPC(ハイパフォーマンスコンピューティング)分野でのファイルシステム「GFS」の性能向上に向けた技術協力(4)ITとネットワークの融合技術において両社が持つ特許のクロスライセンス契約(5)NECの業務パッケージ開発における「.NET」の採用―の5分野だ。

 NECとマイクロソフトは、パソコンでは1979年から協業をスタート、93年からはその範囲をサーバー分野に広げた。今回の提携は、ITとネットワークの融合やHPC分野などで、さらに協業を深めることになる。矢野社長は、マイクロソフトが協業相手としてNECを選んだ理由について、「サーバーやパソコンでの高いシェアを持続しているなど、実績が評価されているからと考えている」と話した。また、拡販に力を入れているユニバージュの目標について、「世界市場で早急にシェア10%まで高めたい」とした。