プリントサーバーと指紋認証製品開発・販売のサイレックス・テクノロジー(河野剛士社長)は、真皮読み取り方式を採用した指紋認証センサ「S1」を発売した。価格はオープンだが、流通価格は1万5000円から2万円。約10社の代理店を通した間接販売で、発売後1年間で指紋認証製品全体で7万台の出荷を目指す。真皮を読み取る指紋認証製品は、サイレックスが初めてという。

 「S1」は、指紋の表皮の下に位置する指紋「真皮」を読み取ることで、乾燥した指や濡れている指、小さな傷がある指でも登録・認証できることが特徴。薄いフィルターを指に巻いた状態でも認証できる。誤認識は、「1000人に1人あるかないか」(綱島和也経営企画グループ兼業務グループリーダー)で、ほぼ100%認識するという。また、照合するために必要な指紋データはサーバーサイドではなく、暗号化された状態でセンサ内に格納されるため、指紋データが漏れる心配がない。

 サイレックスの指紋認証製品開発・販売事業は2000年に始まり、現在パソコンに接続するタイプの5製品のほか、組み込み用モジュールなど製品化している。昨年度までで累計7万台の指紋認証製品を販売。売上高は一昨年度比4倍の3億5000万円。日本だけでなく海外でもビジネスを展開しており、全売上高の30-40%を海外市場で占めている。今年度は新製品が伸びるとみており、7億円の売上高を見込んでいる。