米アダプテック(スンディ・スンドラッシュ社長兼CEO)は、販売代理店の強化によりOEM事業に固執しているビジネススタイルから脱却、自社ブランド比率を高める方針を掲げた。スンドラッシュ社長兼CEOは、「現在、OEMが3分の2、自社ブランドが3分の1の比率だ。できるだけ自社ブランド比率を高めていく」としている。

 同社は、今年2月に外付けストレージのOEM事業を売却。現在のOEM事業は内部ストレージのみとなっている。これは、「外部ストレージでSATA(シリアルATA)やSAS(シリアル・アタッチド・ストレージ)の製品開発に専念する」ためだ。これらの製品群は他社製品に比べて知名度が高い。「今後、急速に成長する市場でもあり、当社の業績増につながる」という。加えて、低価格であることからSMB(中堅・中小企業)でユーザー企業が増えている。このため「製品を拡販するためにも、アジアや欧州で販売代理店を増やしていきたい」考え。

 外部ストレージのOEM事業を売却したことで、今年度(2006年12月期)の売上高は前年度と比べ減少する模様。しかし、SASやSATAなど力を入れている製品カテゴリーについては前年度を上回る見通し。しかも、「新しい技術を搭載した製品のラインアップが充実してきたことから他社には真似できないソリューション展開を視野に入れることが可能となった」とみる。具体的には、ストレージプラットフォームからアプリケーションまでを一貫して提供。現段階では、スナップショットなどデータサービスの提供体制が整いつつあるという。「将来的には、ILM(インフォメーション・ライフサイクル・マネジメント)など情報管理の分野まで事業領域を広げていく」としている。