キヤノンシステムソリューションズ(浅田和則社長)はソフトウェア開発の生産性や競争力を高める狙いで、最先端の技術開発などを行う部門を統合して「ソフトウェアテクノロジーセンター」を1月1日付で新設した。これにより、ソフト開発の生産性を高めるツールの開発や競争力あるITシステムの企画設計に取り組む。

 これまで分野ごとに分かれていた技術部門や研究室などを同センターに集約した。技術者を中心とした50人規模の組織で、ソフト開発支援ツールや業務アプリケーションの中核となるモジュールの設計開発などに力を入れていく。

 同社では安定的に経常利益率7%を確保することを当面の指標とし、将来的には10%を視野に入れる。だが業務システムをゼロから設計するスクラッチ型の開発の比率が多いと時間や手間がかかり、利益率向上に結びつかない課題があった。ソフトウェアテクノロジーセンターが率先して社内の各部門と技術的な連携を図っていくことで利益率の向上を推進する。

 親会社のキヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)のITソリューションセグメントの昨年度(2006年12月期)連結売上高予想は1600億円だが、08年度には2100億円に高める計画を立てる。さらに10年度にはグループ全体の連結経常利益5%を目指す。ITソリューション分野の中核企業であるキヤノンシステムソリューションズではソフト開発の競争力を高めることによって、キヤノングループの利益率拡大に貢献する構えだ。