中小企業の情報システム部門の代行サービスを展開するテクネット(須田騎一朗社長)は、無料のQ&Aサービスをテコに顧客数を増やす。創業から2年あまりの間に獲得した顧客数は約270社に達するものの、当初の目標に対して「若干及ばない」(須田社長)結果となっている。ビジネスをスピードアップさせるため今年3月、中小企業の情報システム部門を対象としたオンラインQ&Aサービスを開設し、顧客開拓に弾みをつける考えだ。

 新しく立ち上げたQ&Aサービスの名称は「シス蔵」で、無料で展開する。中小企業の情報システム部員がシステムを運用するうえで生じた問題点などを気軽に尋ねられる仕組みにした。問題を抱えるシステム部員の問いに、同じような問題をすでに解決した経験を持つ他社のシステム部員が回答する。質問と回答をやりとりするソフトウェアはQ&Aエンジンで、国内トップクラスの実績を持つオウケイウェイヴ製を採用した。

 今回のQ&Aサービスを通じて認知度を高め、集客力を増強。今年度(2007年12月期)は顧客数を2倍近い500社に増やすことを目標に掲げる。シス蔵の運営費は、中小企業市場を狙うITベンダーから広告を出稿してもらうなどしてまかなう考え。

 現在、システム運用技術者を中心に約40人体制で東京23区内の中小企業に代行サービスを提供しているが、顧客の増加に合わせて年度内には約80人体制に増強する予定だ。