ニュース

NTTコムウェア、災害発生時に簡単に状況を把握できる災害情報管理システム

2007/10/11 22:22

 NTTコムウェア(今井郁次社長)は10月10日、次世代ユーザーインターフェイスである「タンジブル・ユーザインターフェイス(TUI)」を利用した災害情報管理システム「タンジブル災害情報管理システム」を開発したと発表した。

 「TUI」は、情報に手で触れて操作するような新感覚のPCインターフェイスで、マサチューセッツ工科大学メディアラボの石井裕教授が研究を進めている。「タンジブル災害情報管理システム」はTUIを応用し、大量の情報を一元管理し、直感的な操作でデータを分析して災害発生時の対策立案に役立てるためのシステム。

 たとえば、災害発生時の通報や映像などさまざまな情報をデータ化して整理し、机上に投影した電子地図上に一覧表示。「パック」と呼ばれる駒のような物体を地図上で動かすだけで、その場所で発生した災害状況や報告時刻などを表示・把握できるという。また、GPS機能付き携帯電話と連動させ、復旧作業者がどこにいるかを地図上で管理することも可能。

 今後は、ヘリコプターから撮影した映像や通話音声などの情報も管理できるように研究・開発を進める。公共機関での災害・テロ対応など危機管理分野での利用を想定している。
  • 1

外部リンク

NTTコムウェア=http://www.nttcom.co.jp/

週刊BCN特別連載企画
「パートナーと伴奏し、新たな価値を共創するネットワールド」

連載第1回 トップに聞くビジネス戦略とパートナー支援

× こちらから>>

連載第2回 オンプレミスの知見を生かした「クラウド移行の最適解」

× こちらから>>

連載第3回 複雑なセキュリティに対し充実したサポートと検証環境を用意、今後はAI保護に注力

× こちらから>>

連載第4回 AIビジネスの立ち上げを支援 企業独自のデータを取り込み課題を解決

× こちらから>>

連載第5回:先進製品の取り扱いやソフトのクラウド販売を支援

× こちらから>>