日本ユニシスは11月12日、関東地区に大地震が発生した際に想定されるエレベーターでの閉じ込め事故に対応するため、本社ビルのエレベーター内に「非常用ボックス(サバイバルボックス)」を設置したと発表した。

 今回の取り組みは、事業継続計画(BCP)の一環となるもの。災害時にエレベーター内に閉じ込められたときに、最低限必要なものを備えておくことで、従業員や来館者が安心してエレベーターを利用できるよう、本社ビルの高層・中層・低層の各6基、合計18基のエレベーター内に「非常用ボックス」を設置した。

 「非常用ボックス」は、各エレベーター内正面奥の壁面部に設置し、簡易トイレ、非常用ライト、防災ラジオ、水、飴類、ブランケット(保温/トイレ目隠し兼用)など、16人利用時を想定した備品を真空密封して収納した。「非常用ボックス」の本体サイズは横910×高さ658×奥行き200cm。

 最近のエレベーターには、P波(縦波)センサーが付いており、本震と呼ばれるS波(横波)が到達する前に伝播速度の速いP波を感知し、エレベーターを最寄りの階に緊急停止させることができる。同社の豊洲本社ビルのエレベーターにもこの機能が付いているが、直下型の大地震では、特に高層・中層階用エレベーターは通過階で停止してしまう可能性がある。また、最悪の場合、数十時間停電のまま従業員や来館者が閉じ込められる可能性もあることから、今回、エレベーター内に「非常用ボックス(サバイバルボックス)」を設置することにした。