ストレージ機器メーカーの米コパンシステムズは、東京・品川にオフィスを開設、日本市場での事業に着手した。当面は5-10倍の売上成長率を維持することに力を注ぎ、ワールワイドに占める日本市場での売上比率を10%以上に引き上げる。

 同社は、ストレージ機器のなかでもMAID分野の製品を主力事業に据えるメーカー。MAIDとはRAID単位でHDDの制御を行い、使用頻度の低いHDDの回転を停止させる技術で、HDDの寿命延長と消費電力の削減が図れる点で、データ量が増えている環境下にあって注目を集めつつある。日本市場への参入は、「2年後にワールドワイドのMAID市場でシェア20%を獲得する」(マーク・ワード社長兼CEO)ための戦略だ。

 日本オフィスは現段階で5人弱。カントリーマネージャーには、EMCジャパンなどストレージ機器メーカーで業務経験を持つ勝俣正起氏が就任している。勝俣カントリーマネージャーは、「日本ではMAID市場はまだ小さいが、RAIDとテープを合わせた規模の2500億円程度に膨れ上がる可能性がある。このマーケットを奪うようにビジネスを手がけていきたい」との考えを示す。まずは、通信事業者をはじめとしたサービスプロバイダをユーザー企業として獲得することに力を注ぎ「さまざまな業界に入り込む」としている。