三井情報(増田潤逸社長)は、2008年2月をめどに営業組織を1拠点に集結させることを明らかにした。SIとNIの融合ビジネスを強化するため。これまでは旧・ネクストコムと旧・三井情報開発の人員を別拠点に配置していた。営業人員がSIとNIのビジネス連携を視野に入れるようになったため、統合に踏み切ったようだ。

 同社は今年度(08年3月期)上期、人事や給与、就業規則など各種制度の統一に力を注いだ。10月末には来年度からの各社員のポジションを明確化している。

 現段階では、旧・三井情報開発の営業組織は東京・浜町の本社に、旧・ネクストコムの営業組織は東京・神保町のオフィスにそれぞれ配置されているが、「組織は“壁”であることから、最初からきちんとしたものを作っても、社員としてはやりにくい。そのため、あまり細かく区切らずにフラットな体制に整備していた」(増田社長)としている。最近は、コンサルティングをベースにSIとNIを融合させた案件の獲得など、SIerとNIerの強みを生かしたビジネスが確立しつつある。そこで、「1拠点に営業組織を統合することにより、ビジネス連携を一段と進める体制を敷くほうが当社の強みを生かせる」と判断した。どのような体制に整備するかは今後詰めるものの、「ソリューション単位で、SIとNIのそれぞれの観点から提案できるような体制作りに取り組んでいく」としている。

 今年度上期は、連結業績で売上高が272億2400万円(前年同期比7.2%減)と減少したものの、営業利益は11億4600万円(同41.9%増)と順調な伸びをみせた。

 同社では、統合効果を発揮することで業績を伸ばす指標として、今年度早々に中期経営計画を立てている。当面は、利益重視を念頭に置き、営業利益率は今年度見通しである7.2%から09年度には9.0%に引き上げることを目標とする。増田社長は、「今年度中に体制を整え、来年度から一段と飛躍できる」と自信をみせる。

 SIとNIの融合を強化することで、業界でどのような地位を確立できるかに注目が集まりそうだ。