東京エレクトロンデバイス(砂川俊昭社長)は、2008年度(09年3月期)をめどにSIをベースとした製品の販売を計画している。06年10月に東京エレクトロン(佐藤潔社長)から継承したCN(コンピュータ・ネットワーク)事業が好調だったことと、ミドルウェアやソフトウェアの販売が伸びたことによる。今後は、ハードとソフトを含めたビジネスを視野に入れ、SI事業の展開に向けて準備を進めていく。

 砂川社長は「来年度をめどにソリューションを提供できるような推進部の設置を検討している」ことを明らかにした。ソフトウェアやミドルウェアの売り上げが拡大している事実を足がかりにして、「マーケットや顧客をしっかりと見据えたビジネスを加速させる」としている。

 同社は、東京エレクトロンからCN事業を継承したことにともない、ミドルウェアやソフトウェアの販売とCN事業を連携。これにより、07年度中間期はミドルウェア・ソフトウェア事業の売上高が27億2900万円(前年同期比24.8%増)と拡大した。CN事業は売上高87億円の実績だ。「ストレージを中心に好調。成長インフラは整った」としている。

 CN事業が加わったことからも、全社売上高は520億6600万円(17.5%増)と堅調な伸びをみせている。こうした状況のなか、単に製品を販売するだけのディストリビューション事業だけでなく、「SIを含めた展開で成長する」ことに踏み切った。

 将来的には、もうひとつの主力である半導体事業との相乗効果を狙っていく。「(半導体の顧客である)メーカーとのパートナーシップを深めたい」としており、そのためにも、SI事業を計画通りに着手できるかどうかが事業拡大のカギを握りそうだ。