富士通のパソコン生産拠点である島根富士通は、2月22日、1993年8月の操業以来、累計生産台数が2000万台に達した。これを祝って、島根富士通で記念式典を行うとともに、2月22日の達成日にあわせて222台の限定モデルを用意した。

 島根富士通は、93年8月にデスクトップPCのFMVシリーズの生産を開始。95年には、デスクトップの生産を福島県の富士通アイソテックに移管。ノートPCの専業工場として、プリント基板から装置生産までの一貫生産を実現している。

 00年には累計500万台、03年に1000万台、05年に1500万台の累計出荷をそれぞれ達成しており、累計1000万台以降は、4年8か月で1000万台を生産したことになる。

 島根富士通の山森章朗社長は、「台湾や中国での生産へ移管するPCメーカーが多いなか、富士通は国内生産ならではの高品質にこだわり続けた。ノートPCの生産は、知恵を使うことが要求される分野。そこに島根富士通ならではの強みを生かすことができたと考えている。2000万台はその節目といえるもの。今後は、累計3000万台出荷に向けて、従来と同じ工場スペース、同じ人員数で、年間2割以上の生産台数の向上を図っていく」と説明した。

 同社では、トヨタ生産方式を採用することで生産革新を進めており、生産リードタイムは、03年に比べて70%以上も削減している。

 島根富士通で開かれた記念式典では、富士通の五十嵐一浩・経営執行役が挨拶。「国内生産体制にこだわる努力を続け、2000万台の出荷を達成したことに感慨深いものがある。品質とスピードが島根富士通の最大の強み。3年前から導入したトヨタ生産方式によって、リードタイムの短縮と、フレキシビリティのある生産体制を実現し、ユーザーに最大の価値を提供できる生産拠点になっている」とした。

 同社では、2000万台達成を記念して、モバイルノートPC「LOOX R70Y」をベースとしたオリジナル限定モデルを222台用意した。同社直販サイト「WEB MART」を通じて販売する。

 天板カラーには、イタリアンレッドを採用。FMV LOOXのロゴとともに、特別に「LIMITED EDITION」の刻印を入れたほか、2GBメモリへの増強、250GBのハードディスクを搭載するなど、機能を強化している。

 また、特製の壁紙を用意。島根県斐川町で生産されていることが壁紙に描かれている。

 2月22日から販売を開始し、3月1日から順次出荷を開始する。なお、2000万台を達成した2月22日は、富士通(222)と読むこともできるとして、語呂あわせも含まれている。