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セキュアコンピューティング セキュリティ専用機器の仮想化 ヴイエムウェアのソフトと連携

2008/05/26 21:00

週刊BCN 2008年05月26日vol.1236掲載

 UTM(統合脅威管理)開発・販売などのセキュアコンピューティングジャパン(辻根佳明社長)は、ヴイエムウェアの仮想化ソフトと連携したセキュリティ専用機器(アプライアンス)を2008年10-12月に発売する。

 UTMと仮想化ソフトを組み合わせたアプライアンスは他社でも売り出されているが、「ヴイエムウェアとの連携製品は珍しい」(本橋裕次・シニアシステムエンジニア)としており、人気仮想化ソフトとの連携を材料にして拡販する。

 ヴイエムウェアの仮想化ソフト「VMware ESX Server」を活用して、複数アプライアンスを、1台のアプライアンスに仮想的に集約することが可能になる。設置面積や、運用の手間、コスト削減に寄与する。

 すでにほかのセキュリティアプライアンスベンダーも仮想化ソフトとアプライアンスを組み合わせた機器を販売しているが、「OS部分から仮想化し、異なるバージョンでも一元管理できるのは他社にはない」と本橋シニアシステムエンジニアは差別化要素を主張している。

 連携するのはセキュアコンピューティングジャパンのファイアウォール「SecureFirewall」、コンテンツセキュリティアプライアンス「同 Web」、メールセキュリティアプライアンス「同 Mail」の3種類。08年6月に評価版を提供開始し、10-12月には正式版を発売する。
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