SNSサービス大手の米myspace.comは、自社センターの増強を図っている。映像トランスコーディングでアプライアンスを導入。大幅なコスト削減を実現したという。

 映像トランスコーディング分野で世界初といわれるアプライアンス製品を開発する米ripcodeを採用した。my spaceで技術関連を担当するジェイソン・リング氏は、「SNSの利用は、今や世界中で当たり前となっている。日を追うごとにユーザーが増えていることから、センターの増強が急務だったが、コストはかけられない。しかし、ripcodeのアプライアンスで予想以上にコストを抑えることができた」と評価する。

 通常、映像トランスコーディング製品といえば、ソフトウェアでの提供が一般的になっている。ripcodeがアプライアンスに目をつけたのは、「映像トランスコーディングもニーズが高まっている一方で、ソフトウェアの提供だけではハードウェアの増強などが莫大な投資となり、ユーザー企業のリプレースとして障壁が高い。できるだけ既存システムを残して、必要部分のみリプレースするにはアプライアンスが最適と判断した」(トッド・マップス・セールス担当バイスプレジデント)としている。

 myspace.comは、2004年1月にオープン型SNSを開始。世界20以上の国々でサービスを展開しておりID数は2億を超える。日本では、06年からスタート。日本独自のサービスとして、携帯電話向けの「MySpaceモバイル」がある。米myspaceでもモバイルサービスの提供を模索。リング氏は技術を担当していることに加え、とくにモバイル関連のサービス化で責任者を務めているという。センターのシステム増強は、新しいサービス提供も視野に入れた動きのようだ。