オンキヨー(大朏直人会長兼社長)は、今年の9月1日にオンキヨーを存続会社として、子会社であるPCメーカーのソーテックを吸収合併する予定。

 同社はPCとオーディオ事業のシナジーを図るべく、PC事業を強化している。昨年8月にソーテックを子会社化し、業務提携を進めてきた。

 テレビやデジタルカメラなどのAV機器がPCと融合する「デジタルホーム市場」が広がってきている。それとともに、音楽は携帯電話やまざまなデバイスで聞くことができるようになった。しかし、これらは一般的には圧縮したファイル形式のため、ノイズが入るなど、音質が低い傾向がある。

 音楽を楽しむスタイルの変化から、同社は音質の劣化を解消しようと2005年から高音質音楽配信サービスを開始した。その「e─onkyo music」サービスでは、原音により近い形でクラシックやジャズを中心とした楽曲を提供している。ほかにも、付加価値を提供するためサービス強化も図っている。

 また、PCのBTO(受注生産)などを手がけるMCJとの協業や、子会社であるソーテックにおいて、オーディオ技術を搭載したハイエンドのHD(ハードディスク)オーディオコンピュータを開発。ソーテックのチャネルを活用し拡販してきたという経緯がある。

 「ソーテック」については今後、オンキヨーの1ブランドとして、オーディオ技術を駆使したPCや、サービスなどを組み込んだ安価なPCの開発、販売などを行っていくとしている。