シスコシステムズ(エザード・オーバービーク社長兼CEO)は、「ファイバー・チャネル・オーバー・イーサネット(FCoE)」などユニファイドファブリック技術でサーバーやストレージ機器などのメーカーと仮想化環境を構築するという相互検証トライアルを実施した。シスコ本社内(東京・赤坂)の検証ラボでシスコ製品と各メーカーの製品を接続。コンピュータとネットワークの業界枠を超えた取り組みとしては大規模なものといえそうだ。

 今回の検証は、シスコ製コアスイッチの「Nexus5000」を中心に、サーバーやストレージ機器を接続して仮想化環境を構築するというもの。サーバーやストレージ分野での参加メーカーは、NECや富士通など国産企業のほか、デルや日本ヒューレットパッカード、ネットアップなど海外勢も名乗りを挙げた。ネットワークアダプタでは、EmulexやQ-Logic、インテルなどが参加している。仮想化OSについては、VMwareを採用した。

 インテグレーションベンダーについては、伊藤忠テクノソリューションズとネットワンシステムズの2社。シスコを含め、13社が参加したことになる。データセンター設備の仮想化が進んでいるという需要の広がりが今回の検証を行った大きな要因だが、プロジェクトの規模が大きいだけに仮想化市場拡大の成否が左右される可能性を秘めている。シスコのオーバービーク社長兼CEOは、「現段階で相互運用が行えているという点では大きな成果だ。次世代データセンターを目の当たりにすることができる」とアピールする。なお、サーバーやストレージ機器のメーカーからFCoE対応の製品提供は今後3か月以内としている。