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NEC 海外事業強化で新組織 五つの重点領域も設定

2009/01/12 21:24

週刊BCN 2009年01月12日vol.1267掲載

 NEC(矢野薫社長)は、海外市場向けビジネス拡大を狙いに、新組織「グローバルソリューション事業部」を設けた。

 同事業部は、海外事業を伸ばすための事業戦略立案から遂行までを統括する組織。関連する部署内にそれぞれグローバル事業を担当する部門を設置し、新設組織がそれらを束ねる。

 新組織設立と同時に、海外で競争力があると判断した五つの重点領域「セキュリティ」「RFID」「通信キャリアのサービス基盤」「サービスプラットフォーム」「ERP」を設定した。この5分野の製品・サービスを中心に海外市場での売り上げを伸ばしたい考え。

 NECは、アジアを中心とした海外でのSI事業と生体認証を中核とするセキュリティ事業、仮想型シンクライアントシステム「Virtual PC Center」などのプラットフォーム事業などをすでに展開する。海外売上比率を全売上高の30%を占めるまでに高める目標を掲げており、新組織の立ち上げで実現を目指す。
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