京セラコミュニケーションシステム(KCCS、小林元夫社長)は1月8日、通信エンジニアリング事業において、車両運行の安全管理および法令遵守の強化を図るため、位置情報サービス「SAVE PLATFORM」を導入したと発表した。

 「SAVE PLATFORM」は、KCCSがインターネットデータセンター「D@TA Center」での実績とMVNOのメリットを生かし提供するASP型の位置情報サービス。独自開発の高精度GPS端末「イチしるべ」を利用し、汎用性の高い位置情報サービスを低コストで提供している。今回の導入では、同社のSIerとしての技術力を生かして、日報・月報・スピード超過管理のシステムを独自開発し、「SAVE PLATFORM」との連携を行った。

 通信エンジニアリング事業では、1日平均350ロケーションで保守・メンテナンス作業を実施しているが、同システムの導入で、作業現場へ移動した各車両ごとの全走行経路、所要時間、スピード超過地点のレポートが自動作成され、所属長が日々確認できるようになった。これにより、運転者の勤務状態を的確に把握でき、業務を適正に配分することが可能となったほか、各運転者の運転特性を把握し、朝礼時に運転者の安全意識を向上させるための適切な指導を行うことが可能となり、法令遵守の強化を実現した。

 現在、関東管轄の車両9台に導入完了しており、1月中旬からは全国の事業所に配備している車両に順次導入していく計画。また今後は、万が一事故が発生した場合の対策にも取り組む方針で、各車両の位置・速度・ステータス情報を表示し、緊急事態や速度超過などが発生した際アラートをあげて安全品質センター内にリアルタイムに通知することも検討している。