シマンテックのSaaS事業部隊としてメールセキュリティサービスを提供するメッセージラボ ジャパン(山本誠治社長)は、法人向けのウェブセキュリティサービスの国内提供を3月1日から開始する。パートナー経由で販売を行い、1ユーザーごとに月額課金する形をとる。

 同社ではこれまで、電子メールのセキュリティソリューションとして、アンチウイルス、アンチスパムのほか、メールの監査を行うサービスなどをSaaS型で提供してきた。ユーザーはメールサーバーの設定を変えれば容易に利用できる。同社が独自開発した人工知能を中心に、トラフィック、マネジメント、コネクションマネジメント、ユーザー認証、商用のアンチスパムエンジンとアンチウイルスエンジンの5段階複合スキャンを行う。アンチウイルスエンジンには、三つの異なるエンジンを採用して階層化し、検知率の強化を図った。日本では大手企業など200社の導入実績がある。

 今回提供を開始するウェブセキュリティサービス「Managed Web Security Services」では、国内に2か所のデータセンターを開設する。

 ウェブサイトからダウンロードしたすべてのファイルをリアルタイムにスキャンし脅威を防ぐ。また、ウェブサイトを54カテゴリに分別し、URLフィルタリングを行う。特定のウェブサイトへのアクセスやフィルタリングの時間帯などを設定可能だ。

 メッセージラボは昨年11月に米国シマンテックに買収され、SaaS事業ユニットとしてサービスを提供している。「米国ではシマンテックのバックアップサービスを提供していた部隊がメッセージラボに統合されている」(山本誠治社長)と実状を話す。日本では、パートナーとの契約などから、当面は独立したサービス提供を行っていく。今後に関しては「二つのサービスをどう統合するかといった具体的な展開については、新年度以降になる見込み」(シマンテック)としている。(鍋島蓉子)