デジターボ(小坂崇氣代表取締役)は、エージェントレス型ITリスク管理ツール「SPECTATOR」シリーズの新製品「SPECTATOR Device Control」を販売開始した。パートナー14社を介して販売し、パッチやウイルス対策ソフトを導入できない製造業のラインPCや手間とコストをかけたくない一般企業に対し、同製品を拡販。今後はセキュリティUSBを手がけるイーディーコントライブとの協業も計画している。

 同製品は既存製品「SPECTATOR Professional」搭載機能のうち、PCから外部メディアへのコピーを防ぐ機能に特化したもの。デジターボは、資産管理製品「SPECTATOR Professional」を3年前から販売しており、現在2万クライアントの導入実績がある。主に中小企業のほか、大企業の部門単位で利用されている。資産管理製品は不正ソフトダウンロードやPCの私的利用の抑止、ウイルスやOSのアップデートのチェックなどさまざまな機能を備えている。

 資産管理のなかでも、外部記録メディアにおける機密情報の持ち出しを抑制する企業ニーズは高い。そんななか、「『SPECTATOR Professional』の1CAL(クライアント・アクセス・ライセンス)あたりの価格を安くして欲しいという要望があったことから、外部メディアからの持ち出し制御に特化した製品を出した」(岩間誠・ソリューション事業部営業本部長)と経緯を話す。

 エージェントレスの強みを活かし、50~300台のPCを保有する企業、なかでも、「製造業のラインのコンピュータや、セキュリティ予算のかけられない一般企業に対して販売し、1年間で1万5000CALへの導入を目標」(岩間営業本部長)としている。販売はネットワールド、丸紅インフォテック、ダイワボウ情報システムといった流通パートナーなど14社を介して販売する。20ライセンスからのボリュームライセンスで販売し、価格は6月24日~9月30日までの特別価格として、1CALあたり2500円から提供する。今後は、セキュリティ製品を手がけるイーディーコントライブと協業。セキュリティUSBメモリ「SD-Container(SDコンテナ)」とあわせた営業展開を行う計画。互いの製品を合わせてパッケージ化し、価格的なメリットを打ち出すことも視野に入れている。

 「SPECTATOR Device Control」は一つのコンソールPCにのみ導入し、社内のクライアントPCにはエージェントをインストールせず、PC1台につき2秒程度で外部記録メディアの使用履歴を取得。監査結果をウェブ形式の分析レポートで表示する。(鍋島蓉子)