日立製作所グループの保守会社である日立電子サービス(日立電サ、百瀬次生社長)は、ソフト開発および情報機器販売、SI業の日立エイチ・ビー・エム(日立HBM、石坂裕之社長)を吸収する。ユーザー企業・団体の情報システムに関して、企画から設計・構築、運用、保守までを1社で一貫して提供する体制を強化するため。今年10月1日をメドに合併を完了する。

 統合後の資本金は60億円で、従業員数は約6100人。トップには引き続き百瀬社長が就く。日立電サは、サーバーなどのハードウェアの保守・メンテナンスサービスに強く、日立HBMはソフト開発やSI事業が得意で営業力もある。両社の合併により、情報システムのライフサイクル全体をカバーする事業基盤が強固になる。

 日立電サは、ここ数年、保守サービス領域からの脱皮を図り、ソフト開発やSIを得意とする日立グループ会社を複数吸収している。05年にオープン系システム構築に強い日立オープンプラットフォームソリューションズと統合し、06年には地域子会社などを吸収。今年は、北海道日立ソリューションズ、日立四国ソリューションズ、九州日立ソリューションズの3社を連結子会社化していた。(木村剛士)