通信・セキュリティ機器販売のジェイズ・コミュニケーション(愛須康之社長)は、米Trustwaveの「ネットワーク・アクセス・コントロール(NAC)」製品の国内販売を7月中旬から本格的に始めた。2008年4月1日に米Trustwave製品の国内総販売権を三井物産セキュアディレクション(MBSD)から譲り受けて国内総販売代理店として事業展開しているが、7月中旬に新製品の国内販売を始めたのを機に販売を強化する。

 新製品「MAX─500」は、企業内ネットワークにシステム管理者が許可していないPCからのアクセスを不可能にするなど、ユーザー単位でネットワークの使用を制御するシステム。「NAC」と呼ばれるセキュリティ製品だ。端末を直接監視するハード(センサ)とセンサを管理するサーバーをセットにした専用機器として販売を始めた。価格は528万円。シスコシステムズなどの競合に比べて安価で、「必要な機能をハードウェア1台に格納しているので、導入の手間も省ける」(米Trustwaveの森下恭介ディレクター)という。米Trustwaveは「MAX─500」の発売と同時に、既存のNAC製品で、センサと管理サーバーをそれぞれ単体で販売する合計7機種もモデルチェンジして販売を開始した。

 ジェイズ・コミュニケーションの愛須社長は販売目標について、「MAX─500」ほかモデルチェンジした製品群の販売も含め、米Trustwave製品で今年度売上高1億円とした。まずは、自社の営業担当者でユーザー企業・団体に販売し、将来的には2次販社網を整備して間接販売を始める計画。

 ジェイズ・コミュニケーションは、外資系メーカーのネットワーク機器およびセキュリティ製品の販売に強く、ジュニパーネットワークスなどの販売を得意としている。(木村剛士)