日立製作所(川村隆会長兼社長)は、神奈川県横浜市の「横浜データセンタ」を拡張、同センターで3棟目となる「横浜第3センタ」を7月21日に開設した。

 環境配慮と迅速な障害対応、クラウドコンピューティング対応がコンセプト。環境対策では、最先端のグリーンIT技術を活用し、日立が推進するデータセンターの省電力化プロジェクトで、2012年までに07年比で最大50%の消費電力削減を目指す「CoolCenter50」の成果も生かして建設したという。

 具体的には、高効率設計が特徴という空調設備「FMACS-V」や無停電電源装置「UNIPARA」の導入で省電力性を高め、3次元熱流体シミュレータ「AirAssist」を用いて空調効率を向上させた。

 迅速な障害対応のための運用管理では、「日立統合管制センタ」を設置。IT機器やサーバー室環境ほかビル設備の稼働状況を24時間365日、一元監視し、万一、障害が発生しても早期に復旧できるようにした。運用管理ソフト「JP1」を活用してシステム稼働監視やインシデント管理、問題管理機能を搭載することにより、障害対応力を高めた。一方、クラウドコンピューティング対応では、同コンセプトを実現するための検証やサービス提供を行う「Harmonious Cloudセンタ」を設置する。

 日立の「横浜第3センタ」の敷地面積は、5829m2で、延床面積は1万961m2。地上7階建てで高さは31m。(木村剛士)