東芝ソリューション(梶川茂司社長)IT技術研究所は10月27日、情報管理の新たな形を目指した情報統御技術「inforester」を開発したと発表した。

 「inforester」は、電子情報、紙、記録メディアに複製され拡散する情報の所在と、その取扱いを定めたセキュリティ規則とを、デジタル複合機などと連携して、媒体横断で一元管理する技術。情報の複製の際に異なるIDを発行・付与し、原本のセキュリティ規則を自動継承させることで、複製された情報の所在追跡と、権限に応じた情報のライフサイクル制御(発生-複製-消去・廃棄)を実現する。

 これにより、例えば、商法・税法などで定める契約情報の保管義務期間や、秘密保持契約などで定める利用期限の最大期間をセキュリティ規則に設定することで、期限を越えたすべての複製データを自動消去し、複製した紙や記録メディアの所有者への廃棄通知を一斉に配信することができる。

 同社では、今後、金融分野や製造分野をはじめとした、厳格な情報管理が求められる業界に向けて「inforester」を提案していく方針。その第一歩として、金融業界向け大規模エントリ/ファイリングソリューション「Financial Space Manager」に組み込むことで、数億件規模の情報管理のセキュリティ強化を支援していく。