日本ベリサイン(古市克典社長)は、インターネット上での認証やデジタル署名に用いられる次世代のハッシュ関数「SHA-2(シャーツー)」ファミリーのハッシュアルゴリズムを実装したルート証明書を、NTTドコモ(山田隆持社長)の携帯電話に提供した。国内の携帯電話に搭載されるのは今回が初めて。

 米国の国立標準技術研究所(NIST)は、インターネット上のデータのやり取りを安全に行うSSL/TLS通信で用いられる暗号技術を、2010年末までに安全な暗号技術に移行する方針を打ち出している。

 対象となる暗号技術のうち、電子証明書への署名で用いられるハッシュ関数(またはハッシュアルゴリズム)については、現在多く利用されている「SHA-1」から、強固な「SHA-2」ファミリー(SHA-256、224アルゴリズムなど)に切り替える必要がある。

 「SHA-256」ハッシュアルゴリズムを採用したルート証明書はNTTドコモが11月10日に発表した2009年度冬春モデル7機種に提供する。SSL/TLS通信の安全性を、デスクトップPCのブラウザと同じレベルに高めることができるため、ネットショッピングやネットバンキングを携帯から利用できるようになる。