富士通ビジネスシステム(FJB、鈴木國明会長兼社長)は、SaaS型統合アプリケーション「NetSuite」の「IT業界向けテンプレート」を発売した。

 新製品は、8月にFJB、富士通、ネットスイートの3社で発表した、NetSuiteビジネス連携における強化策の第一弾で、「NetSuite」向けのテンプレートは国内初の提供となる。「NetSuite」の特徴であるデータの一元管理による「TCO削減」、「リアルタイム経営」が実現できるメリットを生かしつつ、FJBが長年培ってきた、IT業界特有の業務知識やノウハウ、導入事例を基に開発した。

 今回の「IT業界向けテンプレート」では、商談発生から売上・入金までのプロセスや、プロジェクト原価状況、会計情報などを、ダッシュボードによりリアルタイムに「見える化」し、意思決定の迅速化を可能とする。また、プロジェクトに潜む進捗遅延や原価超過、クレーム対応遅延などの危険な兆候を素早く捉え、失敗プロジェクトの撲滅を図ることができる。さらに、要件定義の段階から顧客と画面や動作イメージを共有し、テンプレートによる設定と確認を行うことで、導入期間の短縮が可能となるほか、複雑化するビジネスプロセスを統合し、一元管理による社内業務や管理業務の効率化を実現する。

 価格は、基本ライセンス(2ID)が月額15万円。追加1IDにつき月額1万5600円。ITテンプレート設定支援が200万円から。

 今後は、顧客の業種・業務に合わせたテンプレートの品揃えと、コンサルティングから導入時のインテグレーション、サポートサービスまでのワンストップサービスを強化するとともに、パートナー戦略による市場拡大および浸透を図ることで、基幹系ビジネスSaaS市場でのリーディングカンパニーを目指す。同社では、3年間でテンプレート12種類、導入企業60社を目標にしている。