ユーフィット(竹田喜彦社長)は、グループウェア「ナレジオン」のライセンス提供開始を受け、パートナープログラムを導入し、本格的に拡販に向けて動き出す。同サービスは、すでに2009年10月にSaaS提供を開始しており、中堅・中小(SMB)企業に対して10社弱・200・230IDの販売実績がある。SaaSとライセンスを合わせて、2012年までに1000社10万IDの販売を目標としている。

林伸哉エキスパート
 同社が用意するパートナープログラムの内訳は、販売パートナーとSIパートナーの二つ。販売パートナーは、データセンター(DC)やホスティング事業者など。SIパートナーは、「SIer同士のパートナーシップが基本」(林伸哉・ソリューションビジネス事業部ソリューション企画部エキスパート)で、同じITホールディングスのグループ企業であるSIerや「情報系のポータル基盤と連携」(林エキスパート)し、シナジー効果を生み出せる商材を扱うパートナー企業との協業を見込む。会計システムや電子会議システムとの連携を示唆する。

 「ナレジオン」がターゲットに据えるのは、SaaS型が500人以下で、ライセンスは500人以上が目安。ライセンスの商談は、大企業を中心に「Notesのリプレースで声をかけられる」(林エキスパート)。ただ、SaaS型でも500人以上の企業から引き合いがあるという。

 同サービスが掲げるコンセプトは、「クラウドを意識したグループウェアと企業ポータルの融合」(林エキスパート)だ。社内に点在する情報系システムを統合し、グループ間の情報共有を促進する。

 特徴は、ファイル管理や掲示板など異なる機能のコンテンツそれぞれのキーワードにタグづけし、横断して検索可能なほか、ワークフローの定義づけやキーワード登録によるガジェットを作成しマイポータルに追加することが容易な点だ。「ほか(他社のグループウェア)と決定的に違うのは、キーワード検索が簡単なこと」(林エキスパート)。検索結果の全文を確認することや、自動要約、類似ドキュメントの表示などのテキストマイニング機能を実装する。

 開発プロジェクトでは、検索エンジンには韓国ベンダーSALTLUX(ソフトルックス)の製品を、全文検索用テキスト抽出ソフトウェアには、データ変換研究所の「デ変換MFXライブラリ」「デ変換TFライブラリ」を採用した。

 具体的な時期は未定だが、海外展開も見据えており、同社がオフショア拠点をもつ中国のほか、まずは韓国やアメリカで展開する方針。国内のグローバル企業からは、多言語対応の要望もあるという。(信澤健太)