富士通の元社長、野副州旦氏は4月7日、東京都内で記者会見を開き、子会社の再編に関して自身が解任されたことで、会社に約50億円の損害を与えたとして、富士通に対して、富士通の役員数人を相手取った損害賠償請求を起こすよう求めたことを発表した。

 会見では、自身の名誉回復と損賠賠償を求める訴訟を起こすことを検討していることも明かした。

 会見の冒頭、会見に至った経緯を説明し、「マスコミとの接触は控えていたが、多くの報道に触れるなかで、富士通のステークホルダーにしっかりと説明しないといけないと思った。私や家族、友人なども今回の件で深く傷ついた。一連の行動は、私の名誉回復と、二度とこのようなことを起こしてはいけないという思いからだ」と説明した。

 富士通に対する思いも述べ、「自分を育ててもらった富士通を心から愛している。今後、さらにグローバル企業として成長してほしいという思いがある。会社に対する訴訟ではないことを改めて説明しておきたい」と述べた。

野副州旦氏。憤りを感じさせながら、時折り悲痛な表情をみせた