受託開発などを手掛けるリスペクトシステムズ(廣田敬一代表取締役)の警備巡回管理システム「パトラスト」が好調だ。「パトラスト」は今年、国立極地研究所の移転にあたって庁舎管理に採用された実績をもつ。教育機関や刑務所などからの問い合わせも増えている。

廣田敬一代表取締役
 「パトラスト」は、清掃員の勤怠管理システムをベースとして開発したもの。室内や屋外に貼った小型ICタグをスティック型のリーダーで読み取り、警備員が巡回記録を改ざんすることを防ぐ。スティック型のICタグリーダーに蓄積された記録は、Bluetooth通信で管理用のPCに送信することができる。

 同社は、「これまで受託がメインで、製品の販売は主にウェブなどで情報収集をしたエンドユーザーからの問い合わせに応えるプル型の営業活動だった。営業体制の整備が今後の課題」(廣田代表取締役)という。今後はウェブでの製品告知情報を充実させるとともに、パートナー販売の拡大も視野に入れる。

 この警備巡回管理システムは、携帯電話を利用するモデルも用意している。携帯電話から警備記録をリアルタイムに管理用PCに送信、レポーティングできるというものだ。また、警備会社が預かっていた施設の鍵を紛失する事故も起きていることから、同社では大量にある鍵の在庫点検を数分で完了できるシステムキーチェッカーをビルメンテナンス会社や警備会社をターゲットとして販売する。警備会社には、製品の販売代理店となってもらえるように交渉を進める方針だ。(鍋島蓉子)