ソフトエイジェンシー(立岡佐到士代表取締役)は、SaaS型のウェブアンケートシステム「Qooker(クッカー)」の多言語対応を強化。新たにタイ語、インドネシア語、ベトナム語を加え、14か国語に対応した。昨今は単なるアンケートだけでなく、セミナー受付や社内の改善活動に使うような多様な用途で利用されるようになったことから、言語などの機能を強化することで、アンケートインフラとしてユーザーのさまざまな要望に応えられる基盤を構築する。

ノウハウをアンケートインフラに生かす

立岡佐到士
代表取締役
 「Qooker」は自由入力形式の設問や、単一選択型・複数選択型といった基本的な設問、マトリクス型などの複雑な設問まで、全22種類の設問を作成することができるのが特徴。「Qooker」ではこれまで、英語をはじめとするヨーロッパ方面の言語を中心に、よく使われる簡体字中国語、繁体字中国語、韓国語、日本語など11言語に対応してきた。直販を中心に販売し、SaaSの特徴の一つとして、常時利用もしくは期間を定めて利用することも可能。600社への納入実績があり、常時100社以上が利用している。

 今回、ユーザーである国の外郭団体の要望により、タイ語、インドネシア語、ベトナム語の3言語に対応し、計14か国語をアンケートで利用できるようにした。「あくまでもSaaSとして提供し、顧客からの要望はカスタマイズというかたちでその顧客独自に対応することもあるが、広くあまねく利用してもらえるように、要望はすべて標準的な機能を組み込んでいく」(立岡代表取締役)という。

 自由設問の翻訳は利用者自らが行うことになるが、デフォルトの質問(予め設定されている問い)やエラーメッセージなどについては、すべて翻訳されている。また、西暦とは別に、仏暦を主に採用している国があることから、仏暦、西暦の自動変換ができるようにした。多言語で実施したアンケートについては、一つのデータベースで一括統計を取ることも可能だ。

 最近は、ウェブサイトでの消費者アンケートだけではなく、社内向けの労働環境改善やメンタルケアのための意識調査、コンサルティング会社による社内調査、またセミナー受付など、多様な用途で使われている。「こちらが想定する用途とは異なる、多様な使い方がされていることから、回答の内容に重みづけができるチャートやe-ラーニングに近い機能など、ノウハウを蓄えて、アンケートのインフラ屋として要望に応えていきたい」(立岡代表取締役)という。(鍋島蓉子)