EMCジャパン(諸星俊男社長)は、クラウド運用管理用製品群「Ionix」の事業拡大を目指している。11月16日に開催した記者会見で、2011年のIonix事業計画を明らかにした。

 7社の製品を統合し、2009年9月から展開しているIonixは、グローバルで約5000社の導入実績をもっている。しかし日本での事業規模はまだ小さく、ユーザー企業は金融系の数社に限られている。今年に入って企業のクラウド化が進み、クラウド運用管理の需要が高まっていることを受けて、Ionix事業の拡大に本腰を入れる方針を掲げた。

 テクニカル・コンサルティング本部の糸賀誠プロダクト・ソリューションズ統括部長は、「2011年からのIonix事業の本格展開に向けて、体制を整えている」と語る。具体的には、子会社のVMwareとの製品統合、包括的なクラウド向けソリューションの開発、パートナー販売の強化の三つに取りかかっている。

 なかでも、パートナー販売の強化が必要不可欠とみており、新規パートナーとの連携に力を入れる。現在、構築/保守パートナーとして、NEC、CTC、ユニアデックスの3社と組んでいるが、2011年内にはパートナーを10社以上に拡大し、プリセールスの分野でもパートナーの力を借りる構えだ。

 糸賀統括部長は、パートナー販売強化の成果として、「2011年に30社以上の新規顧客の獲得」を目標に掲げる。(ゼンフ ミシャ)

テクニカル・コンサルティング本部の糸賀誠プロダクト・ソリューションズ統括部長