野村総合研究所(NRI、嶋本正社長)は、11月29日、中国工商銀行の東京支店向けに、日本銀行の国債と資金決済をするASPサービス「I-STAR/LC」の提供を開始した。

 証券会社や銀行、信託銀行などの金融機関向けに提供する「I-STAR/LC」は、日銀ネットに接続して決済管理を行う日本で唯一のASPサービス。

 中国工商銀行は、外国為替円決済制度の直接加盟銀行になるタイミングで「I-STAR/LC」の利用を開始。自社システムのSWIFTベースのインターフェースを利用して、「I-STAR/LC」とデータ接続する。対日銀の電文フォーマット変換に加え、日本と中国間の決済データの決済ステータス管理、資金繰りサポートなどの機能を利用することで、自社システムの開発コストを大幅に削減した。

 「I-STAR/LC」は、11月に実施したシステム更改で、ウェブベースの画面で操作できるようになった。このほか、ホールセール証券バックオフィスシステム「I-STAR」、保振決済管理システム「I-STAR/CX」、保振決済照合システム「I-STAR/MX」とシングルサインオンでログインできるようになり、セキュリティ機能を強化した。

 NRIは、今後予定される次世代RTGS第二期対応(2011年11月)と新日銀ネット(2013年度および2015年度目途)にも、「I-STAR/LC」を対応させていく。