パイプドビッツ(佐谷宣昭社長)は、情報資産プラットフォームの新版「スパイラル」を発表し、ベータ版の利用受付けを開始した。

 新版は、トランザクションDB(データベース)にデータを記録すると同時に、あらかじめ定めたアクションに従ってマスタDBに格納。トランザクションDBで、現場業務に即した高度なアプリケーションを構築することで、業務効率が向上するだけでなく、他部門との情報資産の共有・活用が加速するとしている。

 具体的には、トランザクションDBに登録したデータを複数のマスタDBに正規化。一連の処理途中にエラーが発生した場合はロールバックし、処理の一貫性を保証する。トランザクションDBを介してデータを登録、更新、削除することで、マスタDBは常に正規化された最新の状態を維持することができる。

 選択したマスタDBには、条件分岐や演算などのアクションを設定することができる。例えば、購買履歴のデータをトランザクションDBに登録しながら、顧客マスタDBに購入総額や購入回数などを自動集計でき、顧客のプロファイリングが容易になる。

 トランザクションDBに登録したデータは処理後も保管されるので、マスタDBの更新履歴として参照することができる。加えて、例えばマスタDBを削除してしまった場合には、トランザクションデータからマスタDBを復元することが可能。

 ウェブフォームからの登録だけでなく、ユーザーの手元にある膨大なトランザクションデータをトランザクションDBに一括登録することで、自動的に「スパイラル」上のマスタDBに正規化することができる。別システムに蓄積した閲覧履歴や購買履歴のデータをトランザクションDBに登録することで、容易にシステム間のデータ連携が可能になるという。

 トランザクションDBに格納されるデータは、従来の契約レコード件数による料金体系ではなく、トランザクションDBに最適化された料金体系を適用する。トランザクションデータの料金は、月あたりの登録トランザクション数で決まり、契約レコード件数と同数分のデータを毎月無料で登録できる。データをトランザクションデータと契約レコード件数の課金対象となるマスタデータに整理することで、コストを抑えた運用が可能になるという。

 このほか、反響通知メールを自動的にDBに登録。見込み顧客の情報をDB化することで、営業効率の向上を図ることができる。また機械的にDB化するので、入力ミスや対応漏れを防ぐことができる。(信澤健太)