北國銀行の導入事例、パートナーの販売成功事例を紹介

 イベントの後半は、北國銀行総合企画部企画課の山本剛行調査役が「POWER EGG導入決定までの検討事例」と題して講演。また、販売パートナーを代表して、富士通マーケティング(FJM)中部サービスビジネス部第一サービスビジネス課の澤田正之氏と、三谷産業情報ソリューション事業部の高木誠執行役員事業部長が、具体的な受注事例を公表した。 

北國銀行総合企画部企画課の山本剛行調査役

 石川県金沢市に本店を置く北國銀行は、「POWER EGG 2.0」をグループ会社を含めて3000人規模で導入した。北國銀行は、昨年7月から従来の銀行業務の既成概念を刷新し、限られた時間のなかで個人と組織のパフォーマンスを向上させる施策「生産性2倍運動」を推進している。これが導入のきっかけとなった。

 グループウェアとワークフローの改善は、運動推進のポイントの一つだった。「あらゆる決済の電子化や内部統制強化、情報共有と意志決定の効率化が必要だった。これらの課題を『POWER EGG』で解決できると考えた」(山本調査役)と導入の経緯を話す。

 グループウェアと汎用申請ワークフロー、ファイル管理。CRM(顧客管理)と就業管理システムを統合した仮想環境上での利用が前提で、システムは今年2月に本格稼働。今後は、ワークフローの電子化によるペーパーレス化を継続する。顧客の融資期日管理の情報などをプッシュするアシストメッセージ機能などの搭載も予定し、またスマートフォンと「POWER EGG」、CRMを連携させることで、顧客対応や決済のスピードアップにつなげる。

 販売パートナーの事例紹介では、最初にFJMの澤田氏が登壇。「既存顧客深掘による受注拡大事例」を発表した。FJMは、20年来の顧客である愛知県の自動車部品製造業者に「POWER EGG」を2000人規模で納入した。この部品業者は、従来から利用していたネオジャパンの「desknet's」で、レスポンスが改善できないという課題を抱えていた。「desknet's」のサーバーでグループウェアとウェブメールを運用していたことがネックとなっていたため、FJMでは「POWER EGG」のOEM版である自社ソリューション「WebAS Key's Portal」とトランスウエアのウェブメール「Active Mail」を分離して提案し、納入につなげた。

 FJMの澤田氏は「『desknet's』も実は当社が手がけた。顧客の課題を解決できる商材なら、リプレース提案も可能だ。とくにユーザビリティを考慮して『POWER EGG』を提案した。『desknet's』と操作感にさほど違いがないので、稼働後の問い合わせも少なく済んでいる」と振り返った。

 続いて、三谷産業の高木執行役員が「Notesをターゲットとした受注モデル」を説明した。同社では、昨年から中堅規模の企業に対してNotesからのリプレース提案を強化している。中堅規模以上の顧客が設備投資意欲が高く、IFRS関連のワークフローや経費精算見直しニーズがあった。また、そのなかでも「Notes」ユーザーは、Ver6以下を利用している企業が多く、メーカーサポートの終了や、機能として不足があるなどの課題を抱えていた。

 三谷産業は、Notesユーザーに対し、4つの「安心感」を訴求している。1つが「顧客の要求事項を実現できるという安心感」。2つ目が「三谷産業がPOWER EGGのユーザー企業である安心感」、3つ目が「POWER EGGの提案のプロである安心感」。そして最後が「POWER EGG導入・サポートのプロである安心感」だ。顧客の現状課題を把握し、既存グループウェアの機能を保証したうえで、よりよい使い方をできるように提案を行う。リプレースの際には正確なデータ移行を行い、社内全員が使えるように運用面もともに考える。他社の事例を交えて話をすることで、運用定着を支援しているという。

 三谷産業では、「Notes」からのリプレースを進めるために、他の販売パートナーとのアライアンスを積極的に推進する。パートナーに対して他社メーカーのリプレースを防御して、商談発掘の拡大を支援。また、クロージングまでの徹底的なサポートを行っていく。「われわれが最後まで黒子になることで、パートナーの販売スキームを支援したい」(高木執行役員)としている。(谷畑良胤/鍋島蓉子)

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