アイ・ティ・アール(ITR、内山悟志代表取締役)は、SCP(サプライチェーン計画)とSCE(サプライチェーン実行管理)、SRM(サプライヤー関係管理)、PLM(製品ライフサイクル管理)、MES(製造実行システム)の国内市場規模・動向の調査結果を発表した。

 5製品の市場は、2010年度、景気低迷による製造業のIT投資抑制の影響を脱し、それぞれ堅調な伸びを示した。11年度以降は、東日本大震災によるマイナスの影響が少なからずあると予想する。ただ、今後は東日本大震災で被った部品調達不足による生産停止などの不測の事態を回避するために、企業には抜本的な体制の見直しとシステム強化の動きが出てきていると指摘。サプライチェーンの改革に加え、設計や部品構成の再考が必須となることで、市場は活況を呈していくとみる。

 海外に設計・製造拠点を移しているグローバル企業は、導入範囲が大きく拡大することも考えられ、10年度から2015年度までの年平均成長率(CAGR)は5市場いずれも6%から7%を維持するとみる。このうちPLM市場が7.0%と最も高いCAGRになると予測する。MES市場は、市場規模はまだそれ程大きくないものの、今後の拡大が期待できるという。

SCMおよびPLM/MESの製造関連5分野の市場規模推移および予測:製品分野別(出荷金額ベース)