メガ・グローバル・パートナーズでは、外資系企業の日本市場参入と、国内企業の海外市場展開のコンサルティングを手がけている。海外へのDC移行支援も行っているが、このところ特徴ある動きがみられるという。東日本大震災の発生から後、サーバーを海外に移行したいという一般企業や、顧客向けに海外DCの提案を検討するIT企業からの相談が増えているのだ。

松本尚典
取締役兼エグゼクティブコンサルタント
 国内企業は、震災の起きた東日本よりも安全と目される西日本地域にDCを移行する動きを強めている。しかし、西日本の電力供給は決して安定しているとは言い難く、地震大国の日本に、まったく安心・安全といえる場所はない。そんなことから、海外にバックアップセンターを設置することを検討する企業が増えている。

 メガ・グローバル・パートナーズは、韓国・ソウル市のDCを強く推奨している。松本尚典取締役兼エグゼクティブコンサルタントは「韓国には震災前から注目していた。国策としてIT化教育を推進しているので、若い人のITリテラシーが高く、高度なセキュリティ知識をもっているだけでなく、地震が日本の250分の1という安全な場所であること。また、日本から日帰りで出張できることなどが推奨する理由だ」(松本取締役)と話す。

 韓国のDC事業者のなかでも、大手DCと契約すれば、信頼性の高いサービスを受けることができる。そこで、メガ・グローバル・パートナーズは、韓国の通信事業者大手「KT」「SKB」「LG U+」の3社に絞って、技術などの視察旅行「テクニカルビジット」を顧客向けに実施している。同社のコンサルタントが同行し、ITに強い通訳を介して商談を行うことができるほか、顧客が契約した後に、各社との交渉窓口の代行も請け負う。(鍋島蓉子)