ダイナコムウェアが、これまでにない書体でユーザーの声を反映した書体の開発に力を入れている。「ヒット書体」の創出で、ライセンス型のフォントソフト「DynaSmart」シリーズのユーザーを増やしていく。印刷・メディア関連のイベント「Page2012」で、年内に発売する予定の新書体をアピールした。

「Page2012」で「DynaSmart」の新書体をアピール

 ダイナコムウェアは、「DynaSmart」シリーズの無償アップグレードキットとして、年内に提供する予定。新版には、ストロークが女性の眉毛のように見える「娥眉明朝体」を追加し、新しい書体として化粧品など女性向けの商品を扱う業界に提案していく。また、太い縦画を中心に細い横画払いを加えて昭和時代の懐かしい印象をもたせた「琺瑯看板体」、柔らかみをもたせた「UD丸ゴシック体」も追加する予定だ。 

新書体として「娥眉明朝体」を開発

 「DynaSmart」は、ライセンス型の製品で、年間2万6250円の契約料で950近くのフォントを提供している。デザイン事務所や印刷会社を中心にユーザーは増えているものの、ライセンス料でコストがかさむとの声もあり、「OpenTypeフォント」の売り切り型のパッケージを求めるユーザーもいるという。

 ダイナコムウェアは、ユーザーが求める書体を「DynaSmart」シリーズの書体として追加して、ヒット書体を市場に出していくことでライセンス型の価値を高め、利用を促進していく。

「DynaSmart」シリーズ