ネットワールド(森田晶一社長)は、宮城学院女子大学(海野道郎学長)が、デスクトップ仮想化製品「Citrix XenDesktop」を導入し、本稼働を開始したと発表した。システムの提案・構築は、ネットワールドのパートナーであるリコージャパンが行った。

 デスクトップ仮想化の対象は、情報教室に設置した150台の教育用端末。クライアント環境を「XenDesktop」上に集約し、これまで使用していた通常のPCをシンクライアント端末に置き換えることによって、運用管理やメンテナンス工数を大幅に削減した。また、許可されていないソフトウェアのインストールなどができないようにして、セキュリティを強化している。

 宮城学院女子大学では、研究・教育のIT化を積極的に推進しており、校内3か所の情報教室に約300台のクライアントPCを導入して講義などに活用してきた。しかし、東日本大震災によって、これらの約半数が壊滅的な被害を受け、使用不能になった。そこで、クライアント環境の復旧を行うにあたり、大量のPCの運用管理負担増大、情報セキュリティの強化などの業務課題を同時に解消することを決断した。今回、通常のPCを端末として利用する従来の方法を改め、「XenDesktop」とシンクライアント端末によるデスクトップ仮想化に踏み切った。

 今後は、破損を免れた残りのPCについても、段階的に「XenDesktop」へのデスクトップ仮想化を図る。また、将来は、図書館や大学事務局に設置されているPCなど、教育用以外の端末への適用も検討する。

システム構成のイメージ