サイボウズ(青野慶久社長)は、3月21日、報道関係者向けに2011年度(1月期)の決算・事業説明会を開催した。

 2011年度の期連結決算は、連結売上高が42億2500万円、営業利益が6億5100万円、経常利益が6億6600万円、純利益が3億9700万円。連結売上高は、グループ再編の一環で連結範囲が変わったことが主なマイナス要因となり、前年同期比20.5%の減収だった。営業利益は、新製品の認知に投入する広告宣伝費がかさんだことが主なマイナス要因となり、同15.4%の減収だった。

 2012年度は決算期を12月期に変更し、11か月決算となる予定。連結業績予想は、売上高が40億6000万円、営業利益が3億1000万円、経常利益が3億2000万円、純利益が1億8000万円。クラウド関連サービスの開発や広告宣伝に積極的に投資する計画のため、営業利益を同52.4%減と予想する。

 青野社長は「これから起きること」として、システム構築単価の下落をはじめ、売り切り型モデルからサービス型への転換などを挙げた。また、大手SIerよりも中小SIerのほうが有利になり、地方から有力なSIerが登場することを予想した。

 サイボウズは、2011年、クラウド基盤上「cybozu.com」上でグループウェアである「サイボウズ Office」と「Garoon」、業務アプリケーション構築PaaS「kintone」の提供を開始。クラウド事業に本腰を入れ始めた。すでにユーザー企業は500社を突破し、その9割は新規導入だという。このほか、米国に現地法人を設立し、海外進出を加速させる姿勢を示した。(信澤健太)