日立製作所(中西宏明社長)は、東京大学(濱田純一総長)と共同で進めている高速データベースエンジンの研究開発プロジェクトの成果をもとに新製品を開発した。

 新たに開発したデータベースエンジンでは、「超並列データ検索技術」というハードウェアの性能を最大限に引き出すテクノロジを開発したことで、データの検索スピードを高速化した。従来のデータベースに比べて、約100倍速く検索することができる。

 新エンジンを搭載した製品の第一弾として、日立のサーバー「HA8000シリーズ」とストレージを組み合わせた「Hitachi Advanced Data Binderプラットフォーム」を開発。6月7日に発売し、29日に出荷を始める。価格は個別見積もり。大量のデータを高速処理するためのソリューション(ビッグデータソリューション)として拡販する。

 日立と東大では、今後も研究開発活動を継続し、2013年度中に従来比800倍まで高速化したエンジンを完成させる計画。(木村剛士)