ITホールディングスグループのインテック(金岡克己社長)は、6月12日、商用サービスとしては国内初となる企業向け高可用型広域仮想クラウドサービス「EINS WAVE(アインス ウェーブ)」を開始したと発表した。「首都圏と北陸、関西の3地域のデータセンター(DC)を結んだ可用性の高い広域仮想クラウドサービスとしては国内で初めて」(インテックの小川圭一ネットワーク&アウトソーシング事業本部参事)という。

 「EINS WAVE」は、首都圏と北陸、関西にあるDCを接続し、各拠点にクラウド基盤やデータバックアップサービスを構築した全国規模の「IaaS」層。これに電子証明書発行、ID統合認証、モバイルデバイス管理などを提供する「PaaS」層、さらに多拠点のクラウドサービスの運用管理を完全二重化した独自開発の運用イノベーションシステム(通称『はやぶさ』)を統合的に利用できるサービス。

「EINS WAVE」を発表するインテックの小川圭一ネットワーク&アウトソーシング事業本部参事(左)と石井貞行取締役ネットワーク&アウトソーシング事業本部長(中)、ブロケードコミュニケーションズシステムズの青葉雅和社長

 インテックは、「EINS WAVE」サービス事業で、向こう2年間で年間20億円の売り上げを目指す。石井貞行取締役ネットワーク&アウトソーシング事業本部長は、「ユビキタス・プラットフォームを提供するICTカンパニーになる」として、新サービスを原動力の一つとして目標完遂を目指す。

 ネットワーク機器を販売したブロケードコミュニケーションズシステムズの青葉雅和社長は、「レイヤ2ベースでDC間の接続に当社のルータースイッチを採用したのは、日本国内では初めての事例」と話した。(安藤章司)