シマンテック(河村浩明社長)は、モバイル端末向けセキュリティ事業を強化する。その一環として、個人所有の端末を社内ネットワークに接続し、安全に使うことができるBYODプラットフォームを発売する。6月20日、河村浩明社長が明らかにした。

 BYOD(Bring Your Own Device)とは、社員が個人で所有するモバイルデバイスを業務に活用する考え方。このところ、業務の高速化や効率化を目指してBYODを導入する企業が増えていて、個人所有の端末をセキュアに社内ネットワークにつなぐためのセキュリティ製品の需要が高まりつつある。

 米本社のシマンテック・コーポレーションは、今年4月、モバイルアプリケーション管理事業のNukona社を買収した。Nukonaの技術と製品を手に入れたことで、従来のモバイルデバイス管理に加え、アプリケーション管理製品をポートフォリオに追加する。個人所有の端末だけではなく、個人購入のアプリケーションも安全に業務に活用できるソリューションを商品化していく。BYODプラットフォームの発売時期は未定。

 シマンテックの河村浩明社長は、「BYODプラットフォームを中心とするモバイル向けビジネスは、今年度の新たな強化事業の一つ。成長しているモバイル市場を開拓し、エンドポイントセキュリティやバックアップなど、従来のコア製品に加え、事業の新しい柱をつくりたい」と述べた。(ゼンフ ミシャ)

河村浩明社長