エプソン(碓井稔社長)は、7月10日、大判インクジェットプリンタ「SureColor」の新商品として、B0プラス対応の「SC-T7050」、A0プラス対応の「SC-T5050」、A1プラス対応の「SC-T3050」の3機種と、フルカラー拡大機として、A0プラス対応の「SC-T5050MS」、A1プラス対応の「SC-T3050MS」の2機種を、9月上旬に発売する。

 大判インクジェットプリンタの3機種は、図面出力に必要な線画出力関連の機能を強化した。「細線の忠実な再現」「斜め線・曲線の滑らかな表現」「文字つぶれのない表現」などの高精細な印刷のほか、プリンタドライバの「線画モード」で、距離精度±0.1%、最少線幅0.02mmを実現し、高精度に印刷することができる。図面出力は「線画モード」を利用することで簡単に出力できるほか、一部のCAD用アプリケーションソフトで使用している記述言語の「HP-GL/2」「HP RTL」にも対応し、用途に合わせた最適な出力方法を選ぶことができる。

 新開発の「UltraChromeXDインク」の採用で、高精細・高精度な印刷に加え、黒濃度の向上によるメリハリのある印刷を実現。耐水性にすぐれた顔料インクなので、屋外での雨濡れやマーキングのこすれを心配することなく閲覧できる。

 税別価格は、「SC-T7050」が59万8000円、「SC-T7050H」(HDD標準搭載モデル)が64万8000円、「SC-T5050」が39万8000円、「SC-T5050H」(HDD標準搭載モデル)が44万8000円、「SC-T3050」が26万8000円、「SC-T3050H」(HDD標準搭載モデル)が31万8000円。今後1年間で8500台の販売を予定している。

 フルカラー拡大機の新製品は、大判インクジェットプリンタ「SC-T5050」「SC-T3050」にA4対応高速スキャナをダイレクトに接続し、パソコンなしで簡単にフルカラー拡大コピーができる。スキャナに原稿をセットして、部数、サイズ、用紙を選択し、ボタンを押すだけの簡単操作で、パソコン不要でA0やA1サイズにフルカラー拡大コピーができる。また、横断幕などの長尺サイズ印刷物も、A4サイズ原稿の連続スキャンやA4縦半分の拡大コピーなどによって簡単にできる。A4からA1サイズへの拡大コピーで、カラー約61.5円という低ランニングコストを実現した。

 学校向け専用モデルとして、フルカラー拡大機とテンプレート・素材集「学校向け活用BOX」、最大15mの横断幕や垂れ幕を作成できるソフト「長尺FACTORY」をセットにした「SC-T50MSSC」「SC-T30MSSC」を用意する。税別価格は、「SC-T5050MS」が49万8000円、「SC-T3050MS」が39万8000円。

 新製品の発表と同時に、プルーフ用途向け大判インクジェットプリンタ「PX-Hシリーズ」で、「カラーキャリブレーション対応」「印刷スピードアップ」「用紙送り補正のユーザビリティ向上」の機能強化を発表している。

左から、SC-T7050、SC-T5050