生産管理システム「Factory-ONE 電脳工場」シリーズなどを開発・販売するエクス(抱厚志代表取締役)は、クラウドベースの無料簡易EDI(電子商取引)ツール「EDIFAS」や生産管理システム「生産◎抱え」の販売を通じてクラウド戦略を推し進めている。

抱厚志
代表取締役
 「EDIFAS」は、マイクロソフトのクラウド基盤「Microsoft Windows Azure」を利用したEDIツールで、2010年6月に提供を開始した。「EDIFAS」のユーザーである取引先企業は、DC(データセンター)を経由して、「Factory-ONE 電脳工場」のユーザーである発注元企業からの発注・見積もり依頼に回答できる。マスタの登録やデータベースの構築は必要ない。

 抱代表取締役は、「ここ3年で、SCM(サプライチェーンマネジメント)のニーズが変わり、EDIが必要とされている。系列会社にEDIを利用してもらいたいという発注元企業が多い」と語る。「EDIFAS」は無料だが、シンクタンクや官公庁から請け負う景気動向、税制のアンケートなどを実施したり、広告を掲載したりして収益を上げる方針だという。

 「生産◎抱え」は、1ユーザー月額1万円で利用できる生産管理システムで、2011年6月から提供している。(信澤健太)