日立システムズ(高橋直也社長)は、日立製作所(中西宏明社長)のモバイル認証デバイス「KeyMobileMSD」を活用し、Android端末で本人認証を実現するモバイルセキュリティソリューション「VMSiCSセキュアモバイル」を発売した。

 日立システムズは、専用のシンクライアント端末を購入することなく、既存のパソコンをシンクライアント端末として利用できる仮想PC型シンクライアントサービス「VMSiCS」を2009年1月から提供している。専用シンクライアント端末とパソコンだけに対応していたが、今回、オプションサービスとして「KeyMobileMSD」をAndroid端末のmicroSDカードスロットに挿入して本人認証を行う「VMSiCSセキュアモバイル」を提供する。

 これによって、Android端末でもハードウェアによるPKI認証が実現し、なりすましによる業務システムへの不正アクセスなどを防ぎ、シンクライアント端末として活用することができる。また、個人所有のスマートデバイスで企業内のシステムやデータを利用するBYOD(Bring Your Own Device)の導入にも活用できる。

 日立システムズは、スマートデバイスを導入して業務効率向上を目指す企業向けに、導入計画から運用・保守・セキュリティ対策・ヘルプデスクまで、スマートデバイスのライフサイクル各段階に適したサービスをワンストップで提供する「スマートデバイストータルマネージドサービス」を、今年3月から提供してきた。「VMSiCSセキュアモバイル」をこのラインアップの一つとして拡販し、15年度末までに「スマートデバイストータルマネージドサービス」で累計約280億円の売り上げを目指す。