米IBM(バージニア・M・ロメッティCEO)は、学生やIT技術者向けに、技術力の育成などを支援する新プログラムを発表した。このプログラムには、IT技術者用のトレーニングコースや資料、教員のための技術資料や教材、学生が実際のビジネスの課題に取り組むカリキュラムを含んでいる。

 IBMアカデミック・イニシアティブでは、即座にビジネスに利用できるサイバー・セキュリティのスキルを学生が習得できるように、ITセキュリティに関するカリキュラムやトレーニング用の資料、環境を提供する。さらに、今回、「ビッグデータ&アナリティクス」「コマース」「モバイル・コンピューティング」の3分野のソフトウェアライセンスとトレーニングツールを提供する。

 「ビッグデータ&アナリティクス」では、IBMのビッグデータ製品群にアクセスすることで、教員はビッグデータ用ソフトをクラスルームで活用できる。また、ビジネスとコンピュータ・サイエンスのどちらを学ぶ学生にも適したHadoopの電子書籍や学習モジュールを利用することができる。

 「コマース」では、教員はスマーター・コマースの実現を支援するデジタル・マーケティングやアナリティクスのソフトをダウンロードして、クラスルームで利用できる。実践学習モジュール群によって、学生はベンチマーキングのようなトピックを学習し、オンライン・ショッピングのパターンを発見するコードを開発する方法なども学ぶことができる。

 「モバイル・コンピューティング」では、HTML5やDOJOを活用した新しい実践学習モジュールによって、学生のモバイル・アプリケーション開発を支援する。教員は、IBMモバイル開発ソフトをダウンロードして、学生に実践的な体験をさせることができる。

 また、先進テクノロジーに関する教員のスキルをアップデートするために、「Knowledge Exchange」を発表した。これによって、世界中の教員が学習用教材やベスト・プラクティスを共有し、互いに協業することができる。最初に、「IBM Smarter Planet Innovation Award」を受賞した教員のカリキュラムを提供する。