米IBM(バージニア・M・ロメッティCEO)は、今後5年間で人々の働き方や生活を変える可能性をもった一連のイノベーションを発表した。

 今年で7回目となる「IBM 5 in 5」は、「触覚:電話を通じて触れることができる」「視覚:1ピクセルが一千語に値する」「聴覚:重要なことをコンピュータが聞く」「味覚:デジタル味蕾でスマートに食べる」「嗅覚:コンピュータが嗅覚をもつ」の五つ。

 今年の「IBM 5 in 5」は、コンピューティングの新たな時代の基盤となるイノベーションを検証。これをIBMでは「コグニティブ・システムの時代」と呼んでいる。この新世代のコンピュータは、学習、適応、感知を行い、現実世界をあるがままに経験するようになる。今年の予測では、新時代の一つの要素である「視覚・嗅覚・触覚・味覚・聴覚」という五感をコンピュータ独特の方法で模倣する能力に焦点をあてている。

 こうした知覚機能によって、人々の認識力と生産性は向上し、自分以外のことを考えられるようになるという。コグニティブ・コンピューティング・システムは、複雑なものを理解したり、情報のスピードに遅れないようにしたり、より多くの情報をもとに判断したり、健康状態や生活水準を高めたり、人生を豊かにしたりするのに役立つ。また、地理的な距離、言語、コスト、アクセスできないといったあらゆる障壁を克服できるようになるとしている。