米IBM(バージニア・M・ロメッティCEO)は、12月19日、米テキサス州オースティンの株式非公開企業、StoredIQを買収することで最終合意に達したと発表した。金銭的な条件については公表されていない。買収は、通例の手順を踏んだ締結条件の下、2013年の第一四半期に完了する予定。

 買収を通じて、IBMは情報ライフサイクル・ガバナンスへの先行投資を拡大する。StoredIQの技術によって、非構造化情報の価値の発見や活用、訴訟や規制への効率的な対応、古くなっていく情報の管理コストの削減など、顧客企業を支援する。

 StoredIQがIBMの情報ライフサイクル・ガバナンスのソフトウェアに加わることで、顧客企業は情報インフラの消費によってリスクを高める不要な情報を破棄し、効率的なeディスカバリーとタイムリーな情報廃棄など、社内の莫大な情報に対する効率的なガバナンスを実現することができる。経営者は、ビッグデータにアクセスし、分析して洞察を引き出すことで、すぐれた意思決定ができるようになる。法務部門は、eディスカバリーに関する規制に効率的に対応することでリスクが低減できる。IT部門は、不必要な情報の廃棄と情報の価値に応じたコスト配分で、余剰コストをなくすことができる。

 StoredIQのソフトウェアは、メール、ファイル共有やコラボレーション・サイトのファイルなど、さまざまな形式で分散して保管されている情報に対して、拡張性のある分析やガバナンスを提供。これには情報の発見、分析、監視、保持、収集、重複排除、廃棄などの機能が含まれる。また、大量の非構造化情報を高速分析し、規制条件に合わせて自動的にファイルやメールを削除する機能を提供する。