F5ネットワークスジャパン(アリイ・ヒロシ社長)は、アプリケーション・デリバリ・コントローラ(ADC)の「VIPRION」「BIG-IP」の2シリーズのラインアップを拡充する。また、新たなセキュリティ製品「BIG-IP Advanced Firewall Manager」の提供も開始する。出荷開始時期は、いずれも2013年第一四半期。

 ブレード搭載型シャーシを採用し、システムをシームレスに拡張できるハイエンドADC「VIPRION」シリーズの新製品「VIPRION 4800」は、大企業やインターネット・サービス・プロバイダ向けに提供する新たなフラッグシップ製品。レイヤ7で2000万/秒以上のリクエスト処理能力と、160GbpsのSSLバルク・スループットを実現した。

 「BIG-IP」シリーズは、エントリモデルの「BIG-IP 2000s」「BIG-IP 2200s」と、シリーズのハイエンドモデル「BIG-IP 10200v」を発売する。昨年11月にはミッドレンジモデルの「BIG-IP 4200v」も発表しており、エントリモデルからハイエンドモデルまで、全クラスでDC電源装備と電力冗長化を実現した。また、「BIG-IP 2000s」「BIG-IP 2200s」は、エントリモデルでは業界初の10Gインターフェースを実装した。

 「BIG-IP」シリーズは、仮想アプライアンスも強化。最大3Gbpsのスループットを備え、VMware vCloud Suite、Microsoft Hyper-V、Citrix XenServer、KVMなど、幅広い仮想化環境に対応する。

 税抜価格は、最小単位で「VIPRION 4800」が3145万円。「BIG-IP 2000s」が299万円、「BIG-IP 2200s」が476万円、「BIG-IP 10200v」が1615万円。

 セキュリティ製品「BIG-IP Advanced Firewall Manager」は、フルプロキシのアーキテクチャをベースに、セキュリティ機能を高めたネットワーク・ファイアウォール。アプリケーションサーバーを外部からのDoS攻撃や急激なトラフィック増加から守る。価格は170万円からで、仮想アプライアンス版は128万円。

 アリイ・ヒロシ社長は「ADCの新ラインアップは、エントリからフラッグシップまで、業界内で最高のパフォーマンスを誇る。また、新たなセキュリティソリューションは、ハイパフォーマンスと最高レベルのセキュリティを両立している」と製品をアピールした。(本多和幸)

アリイ・ヒロシ社長