ここ数年、企業を狙うサイバー攻撃が急増し、ネットワークを介して企業を襲う脅威は増加している。この実態を背景に、このところロードバランサメーカーは、セキュリティを強化するという観点から、ロードバランサの導入を提案する活動に力を入れている。シェア1位のF5ネットワークスジャパンは、製品にファイアウォール機能を盛り込み、ロードバランサを「セキュリティ機器」として提案する戦略を展開しはじめた。従来のロードバランサ市場に加えて、ファイアウォールのリプレース需要を新たに狙って、ビジネスを伸ばすという意図だ。また、急速にシェアを伸ばし、F5からシェア1位の座を奪うことを目標に掲げているA10ネットワークスも、似たような戦略をとっている。自社のロードバランサ製品を、2008年から技術パートナーであるインパーバのウェブアプリケーションファイアウォール(WAF)と組み合わせて提案している。F5ネットワークスジャパンとA10ネットワークスは「セキュリティ」に注力している証として、大型のIT展示会「Interop Tokyo 2012」で、自社製品が高いセキュリティ機能を備えていることをアピールしていた。