チエル(川居睦社長)は、普通教室向けタブレット端末に対応した授業支援システムを、教育ICTで先行している韓国で6月に発売すると発表した。韓国向け製品名は、「T-CAT(Tablet Computer Assisted Tool)」。

 チエルは、PC教室向けの授業支援システム「InterCLASS」や基礎・基本の習得・習熟を支援するフラッシュ型教材の企画・開発に加え、普通教室向けの授業支援システムを開発してきた。一方、韓国は、2011年に「スマート教育推進戦略」が発表され、15年までに小・中・高校のすべての教科書のデジタル教科書化や21世紀の知識情報社会が要求する知能型教授・学習体制の実現に取り組んでいる。

 こうした状況のなか、チエルは韓国内の教育ICT市場動向などの情報を収集し、教育ICT市場で先行している韓国内向け製品として、販売代理店の韓国ウリ情報技術を通じてタブレット端末に対応した授業支援システム「T-CAT」を日本市場に先駆けて発売することになった。

 「T-CAT」は、韓国内の普通教室でのICT活用授業を支援するAndroid OSを搭載したタブレット端末向けの授業支援システム。学習者のタブレット端末の管理や教材の転送、教材の操作など授業支援機能を、タブレット端末で操作することを考慮して設計した。

 先生の画面を先生の端末から生徒の端末向けに配信する「見せる」モード、見せた画面に書き込みをさせる「書かせる」モード、生徒の活動をほかの生徒に見せる「発表する」モードなどの機能で授業を支援する。先生の端末は、タブレット端末でも動作するので、電子黒板やプロジェクタに画面を投影しながら操作することができる。

 チエルは、初年度で500校への導入を目標としている。なお、韓国市場への投入に合わせて、7月に韓国・ハンビット初等学校に納入して共同研究を開始する。研究成果は、製品企画や向上に加え、14年3月発売予定の日本国内向け仕様のタブレット端末に対応した授業支援システムの企画開発に反映していく。日本での製品名は未定。